文部省科学研究費補助金「特定領域研究(B)」



情報・社会変動班 1998年度活動概要・研究会議事録


1998年度活動概要

趣旨に添って、アメリカ社会の基本構造、情報化、情報化のインフラ造り、ネットワーク化、アイデンティティなどを研究するメンバーと、日本および東アジア社会のアメリカニゼーション、情報ネットワークの形成、ナショナリズム、オンライン共同体の形成などをテーマとする研究者を集めている。不足部分を補うため、今後、世界システム論、階層論、エスニシティ論、多文化主義論、空間論などを担当する研究者を補充する計画である。

1998年度研究会議事録
凡例:1)会議あるいは報告タイトル、2)報告者、3)日時、 4)場所、5)コメンテイターなど、6)会議の概要

第1回

3)98年9月24日

4)学士会館

6)概要:

代表者と分担者を中心に5人が集まり、代表者の問題提起に基づいて今後の研究の基本方針を討議するとともに、それにそって補充するべき協力者の人選を行った。


第2回

3)98年10月26日

4)学士会館

6)概要:

上記メンバーに新しい協力者を加えて、基本方針の討議を続行し、各メンバーがそれぞれこの研究で行う予定の研究計画を立てることにした。一部メンバーが研究計画案を発表。「アメリカ・ヨーロッパ・アジアにおける情報ネットワークの展開」「東アジアにおけるメディア、およびアメリカ・アジアにおけるメディアの構造変容のなかで逆照射される『日本』」「東・東南アジアと都市形成の重層性とアメリカの影」など。


第3回

3)98年12月21日

4)学士会館

6)概要:

代表者の要請に基づき、分担者および協力者の研究計画の発表が続けられた。「アメリカニゼーションと文化の政治学」「グローバル化のなかの文化と権力」「情報社会における社会運動のイメージ:シリコンバレーの経験から」など。


第4回

3)99年1月28日

4)学士会館

6)概要:

分担者および協力者の研究計画発表の継続。「米国のメディア産業における市場と政府の役割」「東アジアのデジタルメディア文化についての実証研究」「ヴァーチャル・コミュニティとグローバル社会」など。次回までに、カヴァーしきれていない分についての研究者候補を探し、情報・社会変動班全体としての作業仮説あるいは研究の枠組を作り直すことにする。